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夏の日に聴きたい曲(1) NOT FOUND

Mr.Children「NOT FOUND」

 

 

 

ミスチルの夏の曲は名曲揃いです。

 

 

ボレロは本当に神々しいし、

 

 

ニシエヒガシエはやりたいことをやりたいようにやったら何か凄いことになった感があるし。

 

この辺りの曲は、MV含めて狂おしいほど好き。

だけど、ミスチルの曲の中で最高の名曲はNOT FOUNDだと思うのです。

 

全然関係ないけれど、うちの父親は「everything」と「HANABI」が好きだったんですよね。絶妙に好みが合わない。

 

 

この曲はとにかくリズム隊がかっこいいんですよね。

かっこいいし、そしてメロディアス。

この曲は8分の6拍子。いわゆるハチロクというリズムなのですが、

これは上手い人が使うととにかく変幻自在、歌うみたいなリズムになるんですよね。

 

例えば、取りようによってはこの曲って、およそBPM=80の4拍子に取れなくもないけれど。

実際にはBPM=120で3拍がセットになっているんです。

聞く上で何か差異があるわけではないけれど、

この2拍子 or 4拍子と3拍子の間を自在に行き来する自由度こそがハチロクの魅力(だと個人的に思っている)なのです。

まるで歌うみたいな自由さでリズムを刻むんですよね。

 

ベースはドラムと同じ動きで、別に難しいことをしているわけではないけれど。

でも、この曲のグルーヴ感って、ほとんどベースが出しているようなものだし。

シンプルの極地。何故か分からないけれど、めちゃくちゃにかっこいいベース。

 

このリズム隊、永久に聴いていられそう。

 

 

この曲に関しては、サウンドが凄すぎてほとんど歌詞を聞いてこなかったのですけれど。

多分、人の心に触れることの難しさを描いているんですよね。

大切な人ならば尚更。

 

昨日探し当てた場所に

今日もジャンプしてみるけれど

今日はNOT FOUND

 

考えてみたらこの歌詞って凄い。

人の心って、いつまでも変わらずにあるものじゃない。気分なんてその日その日で変わるし。

 

これはインターネットが普及し始めた2000年の曲。

時勢を捉えていて、それもまた教科書的に面白いところです。歴史が刻まれている。