クリスマスの街を彩る曲(3) 一緒に…
MAX「一緒に…」
MAXと言うと、「安室奈美恵 with SUPER MONKEY'Sの安室奈美恵じゃないほう」だったり、
「激しいダンスパフォーマンスが売りのダンスユニット」だったり、
そんな認識のされ方をしているのですけれど。
実際はそうではなくて、「女性コーラスユニット」です。
紅白に出ていた時の読売新聞にそう書かれていたので間違いありません(情報ソース無し)
この曲は、ダンスにばかり目が行きがちなMAXがダンスを封印して歌った、隠れた冬の名曲。
MAXって歌が上手いって印象はあまり無いのですけれど、この曲を聴くとその技術の高さに驚きます。
これは確かに女性コーラスユニット。
今で言うリトグリみたいなものですよね。
クリスマスソングとして名前が上がることはまず無いのですが、私の中ではこの時期になると一番に聴きたくなる曲です。
この曲の良さはただ一点、メロディーの美しさに集約されています。
この作詞作曲はTUBEの前田さん、春畑さんコンビ。実質的にTUBEの曲です。
確かに、特にサビ部分については、前田さんの声で脳内再生するとぴったり来ますね。
『この冬もずっと』辺りなんてそのまま。
前田さんのメロディーメーカーっぷりが強烈に発揮されています。
それにしても、
夏のイメージが強い両アーティスト、TUBEとMAXが出会うと冬の名曲が出来上がる。
不思議な巡り合わせですよね。
冬の曲だけど、暖かい音色、暖かいメロディー、暖かい歌い方。
これらが暖かいクリスマスを連想させるから、暖かなクリスマスの象徴として記憶に残る。
確かに、そう考えると、
彼らの持つ温度が冬の曲をクリスマスの名曲に昇華させたという言い方も出来るのかもしれません。
美しくも、この季節の暖かさや明るさを感じる曲です。