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8月のプレイリスト「夏フェスで聴きたい曲 2」

前回の続きです。

これも、ロッキンのグラスステージで聴くことを想定しています。

今回は、「女性ボーカルの曲」に限定したリスト。

女性ボーカルの爽やかな曲は、夏によく映えます。

フェスに出られるか、出てくれるのかどうかは全く考慮していません。

 

 

 

 

1. 緑黄色社会「スカーレット」

フェスの始まりはこの曲がいいなー。

特にイントロが。非日常の始まりを予感させるイントロ。

なんにもないなんでもない日々の往復です

そのせいあなたの声だけが

この身をただ生かすのです

って、とてもライブの非日常性にふさわしい歌詞。しかもフェスなんていうお祭りだから。

本当はそんなに明るい曲でもないけれど…まぁお祭りだし良いのではないでしょうか。

 

 

2. 天野月子「梟」

天野月子の中でも珍しい、野外にふさわしい明るい曲。

この曲をグラスステージで聴いて踊ってみたい。絶対に盛り上がる。

歌詞の意味はあまり深く考えない方が幸せになれますけれど、

相手を見つめる視線の強さは、ライブによく合うかもしれません。

 

 

3. たむらぱん「SOS」

たむらぱんも夏のイメージが強いアーティスト。明るい曲が多いし、どれを持ってきてもフェス映えしそう。

この曲は展開がいいなぁ。夏にふさわしいカタルシス

迷うことを肯定して、フェスが終わったらまた明日から頑張ろうって気にさせてくれる曲。

 

頑張るって言うのは

割りとナウいことかもな

って歌詞をさらっと歌えるのがたむらぱんの凄いところ。

その歌詞で不自然さが全く無い…

 

 

4. 黒木渚「骨」

この曲の魅力を言葉にすることは難しいけれど、何故だか凄く好きな曲です。

力強いよね。太陽の明るさを思わせる曲。

それはまるで骨のように

私を通る強い直線

って黒木渚の声で歌われたら、思わず姿勢を正してしまう。

 

 

5. 柴田淳「空の色」

柴田淳の声が好きなんですよね。多分、いちばん好きな声。

毎年「風とロック芋煮会」には出演しているようですが、もはやライブ出演自体がレアな存在になりつつあります。

この人は普段何をして生きているのか、本気で心配になってしまうところだけど。

 

天野月子以上に暗い曲が多い人。

どこかのテレビ番組では「日本一暗い歌手」として扱われていたくらい。

夏フェスに合う曲はあまり無いし、太陽の下で歌っているイメージも全く無いのですが、この曲を太陽の下で聴ければ、後は何やってもらっても良いです。

 

 

6. 相対性理論「夏の黄金比

やくしまるえつこもまた、夏フェスに出るイメージが全く湧かない人ですけれど。

この曲は、夏フェスで歌ってほしい。こんなに夏っぽい曲も無いよ。

 

あと、ロッキンのグラスステージ前でポカリみたいにコントレックス屋台を設置しておけば釣られて買ってくれるかもしれない、って広告効果もあります。

やくしまるえつこファンなら箱買いしないと。

炎天下ならコントレックスもがぶ飲み出来るのかな…

 

やくしまるえつこは、ソロも良いけどやっぱり相対性理論が良いです。

 

 

7. Misia「つつみ込むように…」

日本の音楽シーンをがらりと変えたレジェンド曲です。

ヒップホップやR&Bオリコン上位を席巻するきっかけとなったのは、紛れもなくこの曲。

22年前の曲だけど、全然古さを感じさせません。

お祭りにふさわしい、めちゃくちゃに盛り上がる曲ではないでしょうか。夏になったら聴きたくなります。

イントロが流れた瞬間の歓声が聴こえるよう。

 

この曲はとにかく、5オクターブと言われるMisiaの声域が遺憾なく発揮された曲です。

これを歌いこなせる人は、そうはいないでしょう。シンガーとしての力を見せてくれるはず。

最高音はhihihiA#。どうやれば出るのか全く分かりません。

 

 

8. きのこ帝国「怪獣の腕のなか」

やさしい夏の曲。

暑い夏の日差しの中、やさしく包んでくれそうな歌声です。

 

きのこ帝国が夏フェスにまた出る日は来るのでしょうか。

出てくれるなら、会社を休んでも転売チケットを買ってでも行ってしまうかも…

2019年のロッキンジャパンではボーカルの佐藤千亜妃さんがソロ出演してきのこの曲を歌ってくれたのですが、やっぱり足りない感が否めない。

ギターもベースもドラムも、決して難しいことはしていない。とてもシンプル。

だけどとても魅力的な曲。多分、シンプルさが生むこの余白が美しいのでしょう。

きのこ帝国にしか、こんな魔法はかけられないと思うんですよね。

 

 

9. チャットモンチー「とび魚のバタフライ」

空と海が一つに溶け合う夏の景色を描いた曲。

ブルー ブルー ネイビーブルー

何て やわらかな海!

飛び込んだらみんな魚

向こう側に広がる青い空を見つめながら、

演奏している側も、聴いている側も、みんなで一緒に音楽の海へ飛び込む。

暑い太陽の下、音楽で風を切って走る。

そんな様子を思わせます。

 

 

10. JUDY AND MARY「散歩道」

今でも活動していたら、間違いなく夏フェスが似合うアーティストNo.1になっていたはず。

今のYUKIさんも相当な人気ですが、私としてはジュディマリのほうが好みなんですよね。

YUKIさんはあまりにも女子っぽすぎて。

 

TAKUYAさんや恩田さんが作る、きらきらしたこども目線の曲を、女子っぽいYUKIさんが歌う。

この絶妙なバランス感が、元気で明るい少女のひまわりみたいな輝きを思わせる。ジュディマリの良さはそこにあると思うのです。

そしてそれは、他の誰にも真似できない。

 

本当に、YUKIさんの歌声を一度はあの演奏で聴いてみたかったけれど。

多分、少女から女性へと変貌したYUKIさんの価値観は、過去なんて見ていないのでしょう。

 

この曲は、フェスの夕暮れに似合いそう。

散々楽しんだ後、終わっていく時間。