夏の日に聴きたい曲(6) 青春
↑THE HIGH-LOWS↓「青春」(2000年)
最近、ソフトバンクのCMとして使われました。(Wikipedia情報)
民放のテレビをほとんど見なくなってしまったので、それを見たことはないのですが…
ハイロウズの名前を聞いたことがない人でも、ブルーハーツの名前は聞いたことがあるかもしれません。
メンバーの甲本ヒロトさんとマーシーさんは飽きっぽいのか、定期的にリズム隊を入れ替えてバンドをリセットします。
ブルーハーツ → ハイロウズ → クロマニヨンズ となり、今に至ります。
個人的な思い出としては。
昔、大宮のホールで新入社員研修を受けていて、午前中で移動だったのですが、
午後からのイベントとしてクロマニヨンズが使うことになっていたんですね。
めっちゃ見たい、とテンションが上がりまくったのですが、周囲の人々はクロマニヨンズを全く知らず。
「人類が初めて木星に着いた曲だっけ?」って。
それピテカントロプスやん、絶滅した方やん。
そっちじゃなくて生き残った方だよ、って。
多分、現代人は、人類が初めて木星に着いた事実を知らない。
そんな話はどうでも良いのですけれど。
この曲は、ブルーハーツの流れを組んだ青春パンクのど真ん中です。
夏のきらきらした空気、エネルギーに満ち溢れた学生生活。
渡り廊下で先輩殴る
(中略)
鼻血出ちゃったしあちこち痛い
口の中も切れた
リバウンドを取りに行くあの子が
高く飛んでる時に
ここの歌詞が最高に好きです。
かっこ悪い自分を大きく飛び越えて、光がこぼれる青い空を背景に映える、美しい姿。
忘れられない美しい風景っていうのはどこにでもあるもので、何気ない日常の美しさがずっと心に残る。
教室の窓から見た風景とか、放課後のブラスバンドの音出しとか。
この曲は、特定の誰かにだけ許された青春を歌ったものではなくて、
誰にでもあった忘れられない景色を描いて、それを思い出させてくれる曲なんじゃないかと思うんですよね。
演奏がシンプルで、楽器をやり始めた人にでも比較的簡単にコピー出来るのも良いです。
青春は誰にでも開かれた時間なのだ。