徳永英明「壊れかけのRadio」 既に過ぎ去ってしまった季節を、捨て去ることが出来ずにずっと胸に抱いている。 そんな曲です。 黒いラジオを買った少年が、 ラジオに勇気をもらい、 ラジオに導かれるままに音楽の道を志し、 故郷を離れた遠い街で人波に紛れ、…
フジファブリック「若者のすべて」 これもまた、象徴的な夏の終わりの曲です。 この曲に触れてしまうと、どうしても書く言葉全てが薄っぺらくなりそうで嫌なのだけど。 この曲を初めてライブで聴いたのは、2019年のロッキンジャパンでした。 というか、フジ…
aiko「カブトムシ」 「カブトムシ」というタイトルですが、発売されたのは1999年11月。 秋、というか半分くらいは冬の曲です。 人生で好きな曲ベスト5的なものを作ったら、間違いなく最初に入れる曲。 いわゆるJ-popの、ひとつの到達点だと思っています。 流…
森山直太朗「夏の終わり」 この手のテーマの曲としては最もベタなやつです。だけど、ベタだからこそ、やっぱり良いものは良い。 久しぶりに聴きましたが、やはり素晴らしい曲。 もしかすると、この曲ってサビしか聴いたことないよって人も多いかもしれません…
サザンオールスターズ「涙のキッス」 サザンを聴くと、こどもの頃に見た海を思い出します。 湘南を葉山から藤沢まで抜ける海岸通りの景色。車で走りながら、カーステレオでは父親が持っているサザンのカセットテープがかかっていました。 見渡す限り一面の海…
CHEMISTRY「Point of No Return」 CHEMISTRYは、過去に一大ムーブメントを巻き起こしたオーディション番組「ASAYAN」で結成された2人組です。 ASAYANでは、他に、あの勝俣亜依子や平家みちよが見出されてデビューしたのです!!! ……誰やねんって感じるかも…
山下達郎「さよなら夏の日」(1991年) 山下達郎です。 近年は曲提供が多く、完全に80年代以前の人というイメージですけれど。90年代にもアルバムをリリースしていました。 好きな曲だから紹介しているけれど、正直なところ、この曲の魅力を言葉で伝えきるこ…
L'Arc〜en〜Ciel「The Fourth Avenue café」 「るろうに剣心」のエンディングテーマ。 前ドラマーのsakuraが色々あって脱退してしまい、4週間しか流れなかった幻のエンディングという形で有名になってしまったのですけれど。 sakuraの脱退をきっかけに、ラル…
大塚愛「金魚花火」(2004年) 夏の終わりの名曲。大塚愛のイメージとは違うけれど、こういう曲も自然に自分のものに出来てしまうんですよね。 夜に吹く少しだけ冷えた風が、夏の終わりを少しずつ運んでくるような曲です。 セミじゃなくて鈴虫が鳴いているよ…
DREAMS COME TRUE「サンキュ.」 過ぎゆく季節と花火の曲、その2。 ドリカムの曲の中で、いちばん好きです。 彼らの曲は、情景描写がとても上手い。 映像が容易に想像できます。 暗い公園の片隅、暖色系の火を吹き出す花火を持って走る。 光の軌跡がふわふわ…
DAOKO×米津玄師「打上花火」(2017年) 花火って、どちらかというと夏の端っこに居るイメージ。 少し涼しい夜風に吹かれながら見上げるイメージがそうさせるのかもしれないし、 最後には跡形も残らずに散ってしまうからかもしれないし、 小さい頃、地元の花…
SUPER BUTTER DOG「サヨナラCOLOR」(2001年) SUPER BUTTER DOGといえばこの曲、というイメージですけれど、実は彼らはファンクバンドなのです。めっちゃ攻めたファンク。 特に、ひとつ前のアルバム「FUNKASY」は、 ・「中華風ギター」と聞いて誰もが想像す…
elliott「夏の調べ」(2006年) 9月に入ると、真夏の暑さは段々影を潜め、太陽もいつの間にか沈んでしまう。 学校では文化祭とか、そういう行事の準備が物凄いスピードで進んでいき、気づいたら北風が吹き始める。 そんな季節です。 ある日突然終わるのでは…
前回の続きです。 これも、ロッキンのグラスステージで聴くことを想定しています。 今回は、「女性ボーカルの曲」に限定したリスト。 女性ボーカルの爽やかな曲は、夏によく映えます。 フェスに出られるか、出てくれるのかどうかは全く考慮していません。 1.…
今年は、夏フェスが軒並み中止になってしまったので、 せめて妄想だけでも夏フェスを感じたいというプレイリストです。 ロッキンのグラスステージで聴くことをイメージしています。 本当に夏フェスに来ることが可能かどうかは問いません。 こんなフェスがあ…
trf「survival dAnce 〜no no cry more〜」(1994年) trf最高のダンスミュージック。 音楽的には特に語ることもないのですけれど、謎の魅力に満ち溢れた曲です。 音楽作品の力とか技術とか。そういうのは今も昔もほとんど変わらないと思うのですが、 少なく…
[Alexandros]「ワタリドリ」(2015年) 夏フェスで聴きたい曲No.1です。 アレキ自体、夏フェスで見たいバンドNo.1かもしれない。 今年は大部分の夏フェスが無くなってしまったので、気持ちだけでも。 ロッキンジャパンのグラスステージ以外で彼らの演奏を…
Dragon Ash featuring Aco, Zeebra「Grateful Days」(1999年) こんな時期だからこそ、久しぶりにこの曲を聴きたくなります。 Misia, 宇多田ヒカルとともに、ヒップホップ文化を日本に根付かせた代表的な曲です。 この3組に共通するのは、ヒップホップに限…
日食なつこ「水流のロック」(2014年) ヒグチアイに引き続き、キーボードを弾く女性ボーカル。 日食なつこについては、その佇まいというか、舞台上の所作の美しさ、カッコ良さが好きです。 ちょっと前に関ジャムで取り上げられ、話題になった曲。 ここに貼…
ヒグチアイ「猛暑です -e.p ver-」(2017年) 2017年に発売されたEP「猛暑ですe.p」のリードトラック。 なお、e.p verとは、「えらいポップバージョン」のこと。 ヒグチアイには珍しく、えらいポップな作品になっています。 MVでは謎のチャイナドレスを着て…
shiina「大きなあなた小さなわたし」(2001年) 椎名法子という名前でも活躍していました。 彼女への楽曲提供をしているのは、今見ると凄い人たちばかり。 秋元康だったり、つんくだったり、馬場俊英だったり、クラムボンのミトさんだったり。 相当な力の入…
GLAY「SPECIAL THANKS」 両A面シングルと銘打たれたCD、結局片方の扱いがB面説。 スピッツの「楓 / スピカ」は有名な例だし、 中島みゆきの「命の名前 / 糸」の片方は20年も経ってようやく知れ渡るし、 さだまさしの「道化師のソネット / HAPPY BIRTHDAY」の…
鈴木あみ「love the island」(1998年) この曲には、太陽よりも海が似合います。 椰子の木がいっぱいに生えていて、日陰から海を眺めているイメージ。 1998年当時、ラジオを付けると必ず1日1回は流れていた曲です。 その頃のイメージは「鈴木あみの歌、もう…
My Little Lover「DESTINY」(1998年) 竹之内豊が出演していたTVドラマ「WITH LOVE」の主題歌でした。 あのドラマ、めっちゃ好きだった。 竹之内豊が有名な作曲家を演じていて、ピアノ曲がドラマに絡んでくるんですよね。 音楽モノのドラマや映画にハズレ無…
moumoon「Bon Appetit」(2012年) アルバム「No Night Land」の一曲。 聴いていて楽しい気分になれる、とても良いアルバムです。 moumoonは、ギターのMASAKIさんが作る洋楽的な曲と、YUKAさんのやわらかいボーカルが独特の世界観を放つ音楽ユニット。 この…
L' arc〜en〜Ciel「花葬」 2020年は、今のところわずか3本しかライブに行けていないのですが、うち一本はラルクの「MMXX」でした。 久しぶりに真面目にバンドをしてくれているラルクを見て、ラルク熱が再燃しています。 本当はファイナルのパブリックビュー…
浜崎あゆみ「MY ALL」(2008年) 浜崎あゆみ9枚目のアルバム「GUILTY」の中の1曲。 2008年というと、浜崎あゆみの人気も全盛期を過ぎた辺りなのですが、 そんな中でアルバムに収録された、キャリアの中でも1, 2を争う名曲です。 浜崎あゆみも夏のイメージが…
Galileo Galilei「青い栞」(2011年) 夏休みの終わりにふさわしい曲を。 この曲は、TVアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のOPテーマでした。 映像が見つからなかったのでここには貼りませんでしたが、音楽と映像の雰囲気がぴったり合った…
mol-74「Teenager」(2019年) mol-74の一番の良さは透明感のある声。 「▷(Saisei)」の時にも書きましたが、楽器隊の3人はボーカルの声をいかに美しく彩るかを考えているんですよね。 3人とも、ボーカルの声を凄く好きなのが伝わってきて、とても良いです。 …
お盆なので、日本の夏の原風景を感じられる曲を。 久石譲「summer」 カノンコードだとか何だとかありますが、 何故この曲がこんなにも郷愁を誘うのかを分析することは出来ないと思います。 メインの旋律をたった4音で作っているそのシンプルさ。それが、こど…